
2012年07月18日
七夕の願い事が今ごろ見つかりました・・・。

帰り道の空。(数週間前)
光と影は一つのものの表と裏。
いつかの苦しみはいつかの喜びを生み、
寂しさのそばにはたくさんの笑顔。

人はいつも見たいものを見ている。
どうか、僕の大切な人たちが
悲しみや苦しみばかりを
見続けませんように。
2012年07月07日
床メインの改修

この一ヶ月半の間、
1階の床ほぼ全面とその周辺の
改修工事をさせていただきました。
上の写真は
玄関の上がり口に使う玄関框(かまち)です。
施主様に玄関ホールの床材を
カリンで選んでいただいたので、
框もカリンに合わせました。

カリンのフローリングの上質な雰囲気。
この質感と深みのある色合い、
そして格式の高さ。
感動します。

そして次は応接間です。

こちらはカリンではなくピンカド。
カリンによく似ていますが、
虫に強く、耐久性もカリンと同じく高いです。


壁は改装前からのままで、
床の色との相性が合うか気になってましたが
ばっちりあっています。

縁側はナラのフロアで、
こちらも雰囲気を壊す事無く
いい空気感。

縁側の奥を押入れスペースに
ということで、

パーテーションで囲いスペースを確保しました。
内部には棚を一段。
ということで、今回の改修工事は
もともとの立派なお家の雰囲気を
壊す事無く、さらに機能性と雰囲気を
向上させる事がテーマとなった
難易度の高いものだったと思います。
工期中を通じ、施主様といろいろ
お話できたことや
仕事の過程で新しくチャレンジしたこと、
新しい発見など、
とても充実感のある仕事となりました。
2012年07月07日
梁を活かす

キッチンの改装工事を先日完了し、
無事引き渡すことが出来ました。
工事でのポイントをこの梁とし、
この梁をどう活かすかを考えながら、
最終的にホワイトで塗装することにしました。

施主様にこの梁をどうするか
一任していただく事を確認し
思い切っての塗装。
長年のすすをしっかりと磨き落とし
“きれいにしますから、怒らないでくださいね”と
梁に語りかけて塗装しました。
この梁も改装前は合板に囲われて
隠されていました。
確かに重く重量感のある存在が
天井よりも低い位置にある圧迫感。
しかし伝統工法のお家は
重量感のある構造体で
潜在的な力強さを内に秘めています。
それはすばらしいこと。
尊敬の念を持ちつつ
白く化粧することで
その強さを少し控えていただきました。
