
2011年11月13日
静かに熱く

以前紹介しました、阿山の家の中心部。
密度の濃い耐震設計となっている中心部の中に
階段を設置しました。

この静かに熱いコアの部分を
眺められるのも、もうしばらくの間。
この後、この面は板張りの仕上げとなり
その存在感を別の形へと変化させてゆきます。
2011年11月08日
アッシュフロア

「阿山の家」のフローリングはアッシュです。
アッシュを高度熱処理した品物で木目が渋く光ります。
さらに幅が185ミリもある一枚板なので、
かなりの高級感を演出できます。(実際高級なんですが・・・)

今回の家では
高級感とカジュアルな雰囲気を同時に表現できれば良いなぁと
考えております。
それは住んでいただく施主様に
長年愛される家になるだろうと、予感できるコンセプト。
あっ、“こんな表情もあるんだぁ”と
ふとした時に発見していただけるような
そんな家にしたいと想いながら
毎日現場で作業しています。
大工が持つ美意識は本物なんだと
証明できる日が来るまで(来てもまだまだ)
がんばりま~す。
2011年11月07日
おきてくださいな。

「阿山の家」の
施主様のおじいちゃんが長年保管されていたケヤキの木。
これを今回、玄関入ってすぐのそで壁の化粧材に使用します。
何枚かあるうちの一枚は厚みがあるので
二枚の板に製材しました。

製材するとこうなります。
この板を含む数枚の板を継ぎ合わせて
一つの小さな壁を造る予定です。
ケヤキさんには
長い眠りから
そろそろ目覚めていただくといたしましょう。
2011年11月04日
遅れながら、“ありがとうございました”

ある日、夜遅くまで仕事をしていると、
施主様が
“妻と一緒に作ったんで良かったら食べてください。
お腹すくでしょう。”
と、現場に天ぷらを差し入れしてくださいました。
嬉しくてすぐに食べかけたのですが
写真をとらなっ、と気付き写したので、
食べさしの写真となりました。
揚げ具合を気にされてましたが、
全く問題なし

心の中で僕は嬉し涙をボロボロ流してましたね。
天ぷらって油をいっぱい使うし
後片付けも大変だし
それを差し入れしてくださるなんて
本当にありがたいなぁって、しみじみと思いました。
それにしても、
揚げたての天ぷらの持つ力って強力ですよ。
“今、揚がってきましたっ!”
天ぷらがそう主張すると、
食べる側も、姿勢を正して
“では、あついうちにいただきます。・・・うっ、うまい。”
と、こうなるのは確実です。