
2010年05月04日
屋根と青空

こんな天気のいい日は、
布団を干すのにピッタリです。
屋根の上に干した布団は
日の光をたくさん浴びて、フカフカになります。
今の住まいは普通の屋根ですが、
実家の屋根は一部が一寸勾配(傾斜のゆるい屋根)に
なっており、学生の頃は
その屋根によく布団を干して寝転がっていました。
寝転がった布団の上で
本を読んだり、日焼けをしたり、
音楽を聴いたりしていたのを思い出します。
屋根の上は晴れた日に上ると
ものすごくリフレッシュできます。
ときには読書にも音楽にも飽きて
空をただ見上げて寝転ぶときもありました。
すると雲が向こうの方から
ゆっくり流れてきます。
しばらく眺めていると不思議なことに
雲がピタッと止まる一瞬があります。
その後は逆転して見える現象に包まれます。
つまり、動いているのは自分と家全体で、
止まっている雲は車窓の景色のように流れていく。
まるで家が大きな船で
雲をどんどん追い越していく感じです。
(表現が下手で分かりづらいですよね

いわゆる錯覚なのですが・・・。
錯覚に包まれていると
気持ちよくなっていつの間にか寝てしまいます。
もちろん優しい風も重要な脇役でした。
小さな記憶の一つに過ぎませんが、
こんな空を見ているうちに
そんな記憶がよみがえってきたのでつい書き込みました。
(注:実家の屋根は勾配がゆるく
二階から出入りできる安全な造り。
しかも田舎だから実現できる事だったのです。
皆さまはどうか真似されませぬよう・・・。)
久保田大工店ホームページ
http://kubotadaikuten.com
も宜しくです。