› 久保田大工店ブログ › 2010年04月10日

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2010年04月10日

新生活を思い出す春

春になると、大阪で生活を始めた頃を思い出します。

高校までの自然の多い環境とは、まったく逆の環境。

コンクリートの学生向け高層マンションは新築でピカピカでしたが、ものすごく狭くて、ベッドと小さなガラステーブルが付いていますが、それで部屋はいっぱいになります。

驚くことにユニットバスにトイレが組み込まれていて(都市部の狭小学生マンションにはよくあるみたいですが)、簡易的なキッッチンがあり、洗濯は一階のランドリースペースに洗濯物を持っていって行います。

さらに驚くことに部屋の横幅が両手を広げると壁から壁まで手が届くという狭さ。縦の長さは玄関を開けて10歩歩けば反対側の窓に到達。

その名も昭和グランドハイツ。

窓が一つで風が抜けないので夏は暑く、冬は鉄筋コンクリートということもあり床が冷たい。
エアコンが壊れたときはどうなるかと思いましたが、管理人さんに怒られると思い就職して転出するまで我慢しました(笑)。

ちなみに、その反動で次のマンションは広さ重視で決めました。

人一人が文化的な生活をするうえで最低限の広さ、設備がそのマンションだったのではないかと思います。

住環境を、足し算で考える場合や引き算で考える場合、いろいろあります。

あらゆるものをそぎ落とし人の生活に必要な住環境を考えるとき、私の中でのゼロベース(基準)は昭和グランドハイツにあるのでした。

久保田大工店  http://kubotadaikuten.com  検索エンジンにはまだ引っかからないのですが、ホームページも宜しくです。  

Posted by 久保田大工店 at 16:22Comments(0)